標準生命表2007(年金開始後用)の作成過程
空欄補充問題
問題
以下の文章は、「標準生命表2018の作成過程(日本アクチュアリー会」を参考に当サイトの著者が執筆したものです。
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基礎データ
基礎となる死亡率にはを用い、これを出発点として死亡率改善率を反映した。将来を推定する際の代表生年は1960年を採用している。すなわち、推定する将来の死亡率は「1960年生まれの者が各年齢に達する年の死亡率」である。 ただし、最低でも年間の死亡率改善を織り込むこととしている。
死亡率改善率は、人口動態統計に基づき、性別・5歳階級別・死因別に1980年から2000年までの年平均改善率を算出した。 ただし、の変更等による不連続の影響を除外するため、 1980〜1993年の13年間と1995〜2000年の5年間に分けて改善率を求めた。
男子60〜64歳(中央年齢62歳)における死因別の計算例を以下に示す。
| 死因 | 年平均改善率 |
|---|---|
| 悪性新生物 | % |
| 心疾患 | 1.4% |
| 脳血管疾患 | 5.5% |
| 肺炎 | 0.0% |
| 10.9% | |
| 不慮の事故 | 1.3% |
| 0.0% | |
| その他 | 1.8% |
| 合計(死因合計) | % |
中央年齢における年平均改善率を年齢間で直線補間することにより、各年齢の改善率を設定した。ただし、男性の45〜52歳については、を除去するため、44歳および53歳の年平均改善率を用いて直線補間した。
高年齢での補外
94歳以降の死亡率については、最小二乗法によりで近似した。 係数の算出に使用した補外前の死亡率範囲は、男性65〜95歳、女性70〜95歳である。
若年齢での補外
16歳以下の死亡率は、第19回生命表の%を用いることで推定した。
生存リスク方向への補整
死亡率改善率や代表生年仮定と実際の乖離等に備え、補外後の死亡率に%を乗じる補整を行った。
計算結果(平均余命)
本表の60歳時点における平均余命は男性:年、女性:年である。
選択肢:
- 22.52年
- 23.63年
- 26.96年
- 28.92年
- 34.27年
